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2019年にコロナ禍がはじまり、やがてウッドショックに見舞われた建築業界ですが
最近は木材に限らず建築資材全般が値上げの一途をたどっています。
木材も高い。
鉄骨も高い。
コンクリートも高い。
ウッドショックの頃から比べると木材は多少の落ち着きを見せているようで
施設の計画などでは鉄骨造や鉄筋コンクリート造でコストが合わないので木造に変更できないだろうか?
という問い合わせが増えています。
高齢者施設などを計画する場合に無意識でストレッチャーの入る大きさのエレベーターを希望されますが
木造で寝台用エレベーターなどを設置しようとするとエレベーター周りの壁の内側にエレベーターを設置する為だけに鉄骨を組まないといけないのです。
木造躯体にはエレベーターを設置できないということです。
木造の場合で住宅などによく使われているホームエレベーターというものがあり
これの同等のもので施設用に小型エレベーターなるものがあります。
色々と規定はあるのですが小型エレベーターだと木造施設にも設置可能ということで少々調べてみることに。
たまたま展示会があり小型エレベーターのカゴに乗れるということで都合が良かったオーナーサイドの方と一緒に行くことができ
車いすと一緒にいざ、小型エレベーターに乗り込んでみました。
施設の規模にもよるけど大丈夫なんじゃないだろうか。
これでエレベーターの納期に悩まされることも、木造の内側に鉄骨を組むことで構造の検討や全体コスト調整のことも解決しそうです。
建築関係者向けの展示会のようでしたが、オーナーサイドの方と一緒に行って実際に見て乗って体感してもらうとやっぱり良いですね。